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クリエイターズバトン:ガンバリオン/井上晃氏

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株式会社ガンバリオン
プランナー

井上 晃 dotline510.gif

 1.今の仕事を始める事になったきっかけ

5年ぐらい前にガンバリオンのデバッグアルバイトを始めたのがきっかけです。
アルバイトをする前はいわゆる無職で、とにかく働かなくてはと思い、ガンバリオンのデバッグプレイヤーアルバイト募集に応募しました。
元々細かい性格なもので重箱の隅をつつくようにデバッグプレイをしていましたね(笑)。
結局、不定期ですが2年半ぐらいデバッグプレイやデバッグチームリーダーを経験して、その内に社員として働かないかと声をかけていただきました。
今思うとデバッグをやっている時に、毎回のように仕様やバランスについての提案をやっていたので、それが良かったのだと思います。

 

2.どんな仕事をしていますか?

色々やります。
モーション表を書いたり、ステージの仕様を書いたり、テキストを考えたり、バランス調整をしたり......などなど。
何をやるにしても共通しているのは、作り手として表現したい事も勿論あるけれど、実際にユーザーがどんな気持ちで遊ぶのかを意識すると言う事です。
誰しもゲームをプレイする際に、そのゲームに対して期待する何らかのものがあると思うので、それを裏切らないようにしたいですね。

 

3.私にとっての思い出のゲーム。

『がんばれゴエモン』シリーズ、『聖剣伝説2』、『三国志Ⅱ』などです。
一見何の共通性もなさそうなこれらのゲームですが、「友達と一緒に遊んだ」と言う点で非常に思い出深いものになっています。
自分の実家は田舎にあって、その中でも最寄りの同級生の家までは2㎞以上という更に僻地に住んでいました。
ですので、学校が終わってから友達の家に遊びに行くと言う事がなかなかできず、休日に友達と遊ぶのが楽しくて仕方ありませんでした。
ゲームは友達の家に行く、または友達が自分の家に来る良い理由になっていたように思います。

 

4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

最近読んだ本では『ガチャピン・ムックのマナーバイブルfor男子』が面白かったです。
内容的にはごく普通のマナー本なのですが、挿し絵でガチャピンとムックが名刺交換をしていたり、解説でムックが「~ですぞ。」などと言っていたりしていて、硬いイメージのマナーを楽しく学ぶ事ができます。
ちなみに女性向けの『コニーちゃんのマナーバイブルfor女子』も存在を確認しました。

あと是非オススメしたいのが、ドストエフスキーの『罪と罰』です。
本に限らずですが、物事には触れる(見る、読む、聴く、遊ぶetc)べき時期と言うものがあると思っていて、『罪と罰』を読んだ当時無職だった自分にはドストライクでした。
興味を持ったきっかけは大学に行っていた頃に教授が「誰が読んでも面白い」と、この本を薦めていた事ですが、当時は「そんな小難しい本なんか読んでられるかよ。何がドストエフスキーだ、バカヤロー」と、権威に対して斜に構えていて手には取りませんでした。
でも後になって実際に読んでみると面白かったのです。見事なまでに。
それは自分の境遇と『罪と罰』の主人公の境遇が似ていて、より感情移入できた事で面白さが増大したからで、恐らく真面目に(?)働いている今読んでも同じ感動は味わえないのかなと思ったりもします(勿論、働いている方にもオススメです)。

 

5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

上にも書いていますが、物事には触れるべき時期があると思うので、
色々なものに触れてみてください。
良い時期に出会ったものは、そうでない時に比べ受ける影響が格段に違います。
そして多くのものに触れている内に自分の価値判断基準ができてきます。
それは何かにぶつかった時、必ず役に立つはずです。
ただ、今の自分に合うものに狙って出会うのはなかなか難しいところもあります。
なので、少しでも興味を引かれたものには積極的に近づいてみると良いです。
中には「何じゃこれ」とか「こんなものか」と感じるものもあるでしょうが、それはそれで経験になるはずです。
その時は分からなくても、後になって思い返せば分かる事も多々ありますしね。
そうやって自分の価値判断基準を増やしていくと色んな状況に対応できるようになります。
多分......いや、きっと。

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