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【ちえさんぽ】第6回福岡ゲームコンテスト受賞作品発表!

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みなさん、こんにちは!
GFF事務局の山口千恵です。

3月4日に九州大学大橋キャンパスにて「第6回福岡ゲームコンテスト」の受賞作品の発表と表彰式が行われました。
今回は、その表彰式の様子をご紹介します。


福岡ゲーム産業振興機構が未来のゲームクリエイター育成事業の一環として実施している「福岡ゲームコンテスト」は、今回で第6回目を迎えました。

今回は、全国から345作品ものご応募をいただきました。
誠にありがとうございました。

さて、早速受賞した作品をご紹介いたします!


【キャラクター部門】
■優秀賞
 チーム名:平田 裕樹
 作 品 名:JESUS!
第6回福岡ゲームコンテスト_キャラクター部門優秀賞「JESUS!」.jpg 6thGC表彰式_キャラクター部門2.jpg
プレゼンターは、GFF副会長兼株式会社サイバーコネクトツー代表取締役社長の松山洋さんです。

【講評】
このゲームキャラクター部門は、新たに新設された部門で前回まではポスター部門でした。プログラミングの技術やゲームのアイデアがなくても気軽にコンテストに応募できるようにと作られた部門です。今回たくさんの方にご応募いただきました。

全体的なお話ですが、絵を描く能力は、非常にレベルが高くなっています。若い方が描かれるレベルの高い絵に驚嘆しております。ゲームキャラクターが持っている役割というものを考え、もう一段階掘り下げて選ばさせていただきました。

今回、この作品、キャラクターデザインという役割に対して一番大事なことは、上手いだけではなく、他社作品と差別化が図られており、選ばれる一個に残る目立ち方といいますか、世界観設定であり、キャラクターの造形が両立できているかを審査させていただき、選ばさせていただきました。

作品全体のレベルの高さは、年々上がっておりますし、今回の作品全体のレベルの高さから、他に変わりがきかない唯一無二の独自性の世界観を持っている作品だと審査員一同、満場一致で受賞となりました。おめでとうございます。


【ゲームソフト部門】
■プログラミング賞
 チーム名:Aim Racing制作委員会
 作 品 名:Aim Racing4.5

第6回福岡ゲームコンテスト_ゲームソフト「Aim Racing4.5」.jpg 第6回福岡ゲームコンテスト_ゲームソフト「Aim Racing4.5」2.jpg 6thGC表彰式_プログラム部門2.jpg
プレゼンターは、GFF副会長兼株式会社ガンバリオン代表取締役社長の山倉千賀子さんです。

【講評】
プログラムとして、車の挙動を始め、道路の制作、道、レースのコースの作り方とか非常によくできた作品になっていました。グラフィックも今、この場で表示されていないので、大変残念ですが、とてもいいグラフィックで、審査員もグラフィックとプログラムと分かれてどちらにしようか迷ったのですが、プログラムの方が今回の受賞にはいいのではないかということで、プログラム部門賞ということで選ばせていただきました。

いままでゲームの作品で動かないよということもあったのですが、全体として非常にプログラムが安定してとてもよくなってきているなと思いました。
制作チームのみなさん、本当にいい作品でした。これからもがんばってください。おめでとうございます。


■プランニング賞
 チーム名:石井 秀和
 作 品 名:ビョノビー

第6回福岡ゲームコンテスト_ゲームソフト「ビョノビー」.jpg 第6回福岡ゲームコンテスト_ゲームソフト「ビョノビー」2.jpg 6thGC表彰式_プランニング部門2.jpg
プレゼンターは、株式会社デジタルハーツ ゲームコンテンツ事業本部業務グループ福岡 Lab.の河口敏幸さんです。

【講評】
この「ビョノビー」というゲームは、ルールが完結で、ルールが完結な分、ひねりをいれなければならない。ただこのひねりが難しすぎると、そのシンプルさがなくなってしまうということで、そのバランスが非常に難しいところですが、このゲームはそのバランスが非常によくできています。
上下左右360度使用したステージの作りと、バネを利用した階段の段差、レンガを作るコースの制限といった要素で、シンプルだけど奥が深いと実感させる作りになっています。

バネの動きも昔懐かしく、失敗した後に思わずリトライしてしまうというようなゲームの面白さがあり、ゲームはいつの時代も時間を忘れさせてくれるものであってほしいと思っていますので、頭だけでなく、心をつかむゲームを作って欲しいと思います。


■グラフィック賞
 チーム名:Wild Card
 作 品 名:ALiCE!s CLOCK

第6回福岡ゲームコンテスト_ゲームソフト「ALiCE!s CLOCK」.jpg 第6回福岡ゲームコンテスト_ゲームソフト「ALiCE!s CLOCK」2.jpg 6thGC表彰式_グラフィック部門2.jpgプレゼンターは、九州大学大学院芸術工学研究院講師の松隈浩之さんです。

【講評】
この作品は、グラフィック部門での受賞でしたが、グラフィックはゲームの中で重要な要素の一つです。タイトルからも分かる通り、アリスをテーマとしたゲームなのですが、このグラフィックがアリスに対する愛が溢れているのが一目でわかる、プレイする前から分かるものです。もちろん、登場人物のアリスそのものに関してもですが、クロックに対してだけではなく、アイコンですとかあるいはバーですとか、いろんなものに愛情が込められていて、いわゆる手が抜かれていないところにたくさんの票が集まりました。

今後、グラフィックの要素もたくさん詰め込まれていて、そこはこのまま順調に延ばしていっていただいて、あとはゲームデザインですとか、もっと面白くするためにはどうしたらいいのかというところを加えていくと、大賞も狙えると思いますので、是非今後もがんばってください。おめでとうございます。


■福岡市長賞
 チーム名:Team Ratel
 作 品 名:Cross of Air

第6回福岡ゲームコンテスト_ゲームソフト「Cross of Air」.jpg 第6回福岡ゲームコンテスト_ゲームソフト「Cross of Air」2.jpg 6thGC表彰式_市長賞2.jpg
プレゼンターは、福岡市長 髙島宗一郎の代理であります、福岡市経済観光文化局国際経済・コンテンツ部コンテンツ振興課長の天本俊明さんです。

【講評】
戦車を使ったレースという、斬新なアイデア、企画、それと映像等のクオリティが審査員の方々に高く評価されました。
その若いクリエイティブな才能をこれからもますます発揮していただきたいと思っております。今日はおめでとうございました。



そして、大賞に輝いたのは・・・


■大賞
 チーム名:M3
 作 品 名:DominAREA

第6回福岡ゲームコンテスト_大賞「DominAREA」.jpg 第6回福岡ゲームコンテスト_大賞「DominAREA」2.jpg 6thGC表彰式_大賞2.jpg
プレゼンターは、GFF会長兼株式会社レベルファイブ代表取締役社長/CEOの日野晃博さんです。

【講評】
大賞に選ばれた作品はロボット同士が戦う一種の格闘ゲームです。けれども、ただ戦うだけでなく、地面のプレートをつかって様々な罠のようなものを仕掛けて戦います。少し趣向型の戦略性のあるものでした。

今回この作品は審査員の満場一致で決まりました。ゲームというのは、企画ができて、それを実現するまでの間に考えないといけないことがたくさんありますから、ただ面白いアイデアが一つあっても面白い形でアウトプットするまでには多くのことを考えなければいけません。

この作品の評価ポイントは、完成度が非常に高いという点です。非常に細かい演出―エフェクトの出方や、音、攻撃を受けた時の演出、キャラクター選択時など、様々な箇所をきちんと作りあげています。おそらく制作チームのみんなの色々な感性を使って、一つの作品に仕上げたのだと思いました。

僕らがプロとしてゲームをつくっている上でも大事にしているところですが、デザイナー、プランナー、プログラマーなどそれぞれの才能や感性を生かしながら、制作し、ゲームに反映されているのは、非常にすごいことだと思います。先ほどチームリーダーの福田さんが涙されていましたが、それだけチーム一丸となってつくった結果なんだろうなと思いました。
素晴らしい作品をこの大会に応募していただいて、本当にありがとうございました。



そして、最後に日野社長から総評です。

【総評】
今回は、本当に良い作品がたくさんあり、大賞についても、自信をもっても選ぶことが出来ました。やはり大賞という賞を与えるには、きちんとした作品を選びたいということがあります。今回は満場一致で選ぶことができて良かったなと思っております。

また、他にもたくさんの応募作品に目を通しましたが、全体的に完成度が高く、ここまでこのゲームコンテストに対してしっかりとたくさんのクリエイターが関わって応募してくれたことを非常にうれしく思います。僕も昔は当時エニックスという会社がゲームソフトウェアコンテストをやっていたのですが、その大会に応募をするために一生懸命プログラムを作って、絵を描いてゲームを作った記憶があります。
今、僕がこうやれているように、こういった機会に真剣に取り組んだ人がプロとしていつか花開いていくのだろうなと思います。これから僕らは福岡だけではなく、多くのクリエイターたちを育てていかなければいけないと思っています。こういったコンテストを実施することによって、羽ばたくきっかけとなる人がいることを願います。
多くの方々にご協力いただいてこの会が継続出来ていることに感謝いたします。
応募してくれた作品受賞者の皆さま、本当にありがとうございました。
これからもぜひ続けていきたいと思っておりますので、引き続きゲームコンテストをどうぞよろしくお願いいたします。



6thGC表彰式_受賞者.jpg受賞された皆さま、本当におめでとうございました!
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