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クリエイターズバトン: 2008年12月アーカイブ

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株式会社アルファ・システム

プランナー、ディレクター
須田 直樹氏

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

元々ゲームと絵を描くのが好きで、なんとかゲームグラフィックに
関わる仕事がしたいと思い、会社にはデザイナーとして入社しました。

しかし仕事を続けて色々な事を知るにつれ、部分的な絵に携わる事より、
自分でゲームの根幹から全般に関わる仕事がしたい、と思うようになり、
プランナーの仕事を始めました。

まあ元々社内でゲームに関して色々アイディアを考えて提案したり、
アレコレ細かい事をうるさく言う事が多かったので、それが
そのまま本業になったような感じです。

 


2.どんな仕事をしていますか?

ゲームの企画書を作る事から、仕様書を作るまでやります。
また、ディレクションなども行います。
プロジェクトによっては、インターフェイス周りのデザインも
やったり、渉外などもやったりもします。

『式神の城』シリーズを作っていた頃には、ゲームの仕様書を
作りながら、全ステージの敵配置のデータを作り、
敵の弾のグラフィックなども作りつつ、ゲーセンの筐体に
張られるステッカーの制作などもやってた上に、外部との
スケジュール関係などのやりとりをしていたので、なかなか
大変でした。

 


3.私にとっての思い出のゲーム。

数多い思い出の中の1本で挙げるなら、
『DiabloII:Lord of Destruction』(Blizzard Entertainment)です。
オンラインゲームで1番ハマったゲームです。

遊び方はシンプルなのに、とてつもなく奥深いゲーム性を持ち、
オンラインで他のプレイヤーと一緒に戦っていける楽しみもある、
私の中ではある種『完成されたゲーム』の1つです。
その完成度の高さは、その後影響を受けたであろう同じような
ゲーム性のタイトルが多く出ている事からでも、証明されています。

発売された当初は会社の同僚と毎晩プレイし、ちょっとした暇が
あればレアアイテム稼ぎやキャラクター育成に没頭していました。
海外のプレイヤーともパーティーを組み、辞書を片手につたない
英語でコミュニケーションを取っていたのも、良い思い出です。

もう7年も前のソフトですが、今もたまに遊びたくなるソフトです。

 


4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

最近読んだ本は、『ルポ貧困大国アメリカ』(堤 未果)です。
サブプライムで世界的規模のお騒がせな国になったアメリカ。
市場原理主義が絶対であると信じて疑わない国の、
サブプライム問題だけではない、様々に歪んだ社会の実体を
見せ付けてくれます。

最近観た映画でのオススメは『ブラインドネス』です。
ごく当たり前にある事の幸せ、ありがたさを痛感する事が
できます。
また、特殊状況下におかれた人間達の理性や道徳心の崩壊も
観る事ができ、この先どうなるんだろう、という緊張感に
満ちていて、非常にハラハラさせられます。
決して派手な映画ではないですが、実に見応えのある1本です。

 


5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

将来ゲーム作りを目指すならば、普段ゲームをする時から観察を
するクセを付けておく事をオススメします。

ただゲームを楽しむだけでなく、ゲームシステムはどのように
機能するように作ってあるのか、どのようなグラフィック
表現が施されているかなど、細部に渡って観察しておく事が
後々仕事で大きく活きてきます。

また、色んな事に挑戦的である事を心がけて欲しいと思います。
好奇心と向上心、そして行動力は無さ過ぎて困る事はあっても、
あり過ぎて困る事は無いのです。

言われない限り何もしない、言われた事だけしかしない人より、
どんどん自ら努力したり、行動していけるような人こそ、
この業界で伸びていく人材だと考えています。

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株式会社アルファ・システム

企画部デザイン2課・主任(背景)
大原 知也氏

 

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

ファミコン全盛期の頃、夢中になって遊んでるうちに漠然とですがゲーム業界に入りたい気持ちはありました。
小学校5~6年生だった気がします。
ただ当時はデザイナーというより企画の方に興味がありましたね。

それから数年後、高校3年生の時たまたま雑誌で見かけた某専門学校のゲーム科に入学することを決めました。
そこで企画よりもデザイナーを目指す方がゲーム業界に入り易いと説明を受けたんです。
幼少の頃から絵は得意だったので特に抵抗はなかったのですが、それだったら中学、高校の時せめて美術部くらい入っておくべだったなと思いました。
絵が得意といってもアニメや漫画キャラの模写が周りの人よりも上手かった程度だったので・・・(笑)

 

2.どんな仕事をしていますか?

現在は主に背景のモデリングを担当しています。
ただ、入社当時は今のように明確にキャラ、背景といった専門部署に別れていなかったので一通りグラフィックに関する作業は経験した気がします。
その中でも背景が自分の性に合ってるというか、なんかおもしろいかなと思ったんです。
でも実際はデザイナーとして生き残るにはそこに特化するしか道がなかったのが本音だったりもします(笑)
それから10年近くは苦労の連続でした。
同じ絵といっても背景の方はほとんどまともに描いたことも勉強したこともなかったので、とにかく現場で作業をこなして独学で学んでいくしか方法がなかったです。

 

3.私にとっての思い出のゲーム。

ゲームは2本ほど、

一つはFC版「ドラクエⅢ」。
とにかく寝る間を惜しんでやってましたが高確率でバラモス戦後にセーブデータが消えてかなり萎えてました。
もう一つはPCエンジンの「ジャッキーチェン」。
単にジャッキー好きってこともあるのですが、キャラ物の割には中身はしっかりとしててすごくハマってやってた記憶があります。
確か横スクロールのアクションゲームでした。

 

4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

本だと「決定版・刑務所の事典」。
何気に幼少時代から興味ありまして現在の日本の刑務所内の実態を網羅してるんです。
マニアックで読み応えありますよ。
当然のことながら一生お世話になりたくないです。
ついでに「実録・女子刑務所のヒミツ」も併せてどうぞ。
どうやら女性の方が同じ罪を犯しても少し刑が軽いみたいです。

映画は2本ほど、

一つは「ドラゴンキングダム」。
ジャッキーとジェット・リーの初競演作品のファンタジーアクション映画です。
二人のバトルシーンは5分程度ではありますが悪くないです(笑)
正直、10~15年くらい前に香港映画として実現してればもっと無茶なスタントアクションとバトルシーンが観れたのではないかと思ったりもします(笑)
気楽に観れる娯楽作品なので是非。

もう一つは「私は貝になりたい」。
戦争映画の中では結構好きな作品になります。
なんというか戦争の残酷さ悲劇さが一番伝わってくるような気がします。
もちろん、「プライベートライアン」や「ブラザーフッド」のようなリアルな戦場を映像化した作品も観た瞬間は伝わってくるのですが、あまり後には残らないというか・・・。
因みに所ジョージ版、ドラマスペシャルの「私は~」の方もお勧めです。
役柄的にはいい意味で所さんの方がしっくりきてましたね。

 

5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

そうですね、「熱意」とか「こだわり」、「根気」などは人一倍もってほしいです。
グラフィックでいうと、デザインがカッコイイとかそういった見栄えのクオリティを上げることももちろん大事ですし大変なんですが、きちんとやって当たり前な作業、精度的な所(ポリ欠け、テクスチャのボケ具合や繋ぎ目のズレ、発色具合の調整など)が意外と地味に苦労するんです。
いくら自分のPC上でいいモノが作れたとしても実機上に出すと大半は思ってもみない結果になることがほとんどなんです。

そういった地味な作業も含め期限内に作り上げてこそプロなので覚悟しておいて下さい(笑)

 

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株式会社アルファ・システム

プログラマ
須頭 隆一

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

「お前ら、ゲーム作ろうぜ」
 ゲーム作りを自分の仕事として意識したのは、友人のこんな発言がきっかけです。
 この友人のせいで学生時代はろくに勉強もせず、ゲームを作る事ばかり考えていました。
 おかげさまで学校の成績は及第点。でも、ゲーム作りに関しては誰にも負けない自信があります。今思うと考えが甘すぎだと思いますが、組織に取り込まれるのを嫌った私は、同人活動で食っていこうとすら思っていました。

 現在私が在籍している、株式会社アルファ・システムは当時の私の通学路にあり、地元(熊本)で面白いゲームを作る会社として身近に感じていました。
 就職活動の時期、会社のホームページを見ると丁度良いタイミングで求人情報が載っているではありませんか。腕試しにと、とりあえず応募。
 何とか役員面接まで至った時に、社長からこんな質問をされました。
「あなたはどうやって人を幸せにできますか?」
 明確な答えを持っている人は、多くは居ないでしょう。私もそうでした。
「人を幸せにするなんて、おこがましい事です」
 できるだけ自信のある様子を装って答えると、社長は予想もしなかった言葉を返しました。
「弊社を受験してくださって、どうもありがとうございます」
 この言葉のおかげで、少し幸せな気持ちになりました。まさか受験先の会社で社長から感謝されるなんて。幸福感以上に、衝撃を覚えました
 この会社で働けば、ゲームで世界を幸せにできる。社長の問いに答えを出すのは難しいですが、これだけはすぐに理解しました。そして、この会社で働きたいという欲求が強く湧いてきたのです。
 一週間程経ってから、合格通知が届きました。もちろん、私の就職活動はここで終了です。

 振り返ってみると、他人の言葉が私を大きく動かしています。
 周りの人やこの土地があってこそ、今の仕事をやれるんだと身に染みて感じています。

 

2.どんな仕事をしていますか?

 ゲームを作る仕事をしています。
 こう表現してしまえば身も蓋もありませんが、良いゲームを作る為なら何でもします。
 とは言っても、一応肩書きはプログラマなので、主に情報技術の分野において問題解決を行います。
 
 現在のプロジェクトでは、一日の半分をクリエイトする時間、半分をトラブル対処の時間に充てています。
 ゲームを開発する環境を含めて設計し、スタッフ間の段取りをつけ、コーディングをする。恐らく一般的なプログラマのイメージ通りの仕事をこなす時間が、クリエイトする時間です。
 ゲーム開発の現場にはルーチンワークが殆どありません。バグは突然発見されますし、機材トラブルはいつ起こるかわかりません。開発に係る要望や意見は社内外を問わずやってきます。このような解決すべき問題に対して常にアンテナを張り、クリエイトする時間と同じくらい力を注いでいます。

 

3.私にとっての思い出のゲーム。

 「メルティランサー」というゲームは、私が一番衝撃を受けたゲームです。プレイステーションを購入したのが中学卒業直後。一緒に買ったのがこのソフトです。
 ゲームの舞台は未来の地球。銀河警察の捜査官達と共に宇宙犯罪者から街を護るというストーリー。登場人物はみんな若い女の子。つまり、ギャルゲーと呼ばれるジャンルです。
 このゲームで初めて作り手に対して興味を持ちました。スタッフロールを見るのが楽しくて仕方ありませんでした。
 このゲームで初めてビジネスを意識させられました。お小遣いの殆どはグッズ購入に充てられています。
 このゲームで初めてプログラミングに興味が沸きました。所属する学科を、情報工学を学ぶ学科に変更した程です。
 私の初めてをことごとく奪っていったこのゲームは、他のゲームとは別の棚に置かれています。
 このゲームに出会わなければ、恐らくゲーム業界で働く事なんてなかったでしょう。それくらい、言い知れぬ衝撃を受けたタイトルなのです。

 

4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

 最近「論語」を買いました。言わずと知れた、古代中国の思想家・孔子の金言集です。もちろん原文で読むのは、私にとって難易度が高すぎますので、現代の日本語に訳して解説してある物です。
 その本には「不可奪志」という書が載っていました。
 「子曰く、三軍も帥を奪う可きなり。匹夫も志を奪う可からざるなり」
 大軍のボスでも倒すことはできる。でも平凡な男の志を奪う事はできない。こんな感じの意味です。
 この言葉に出会った時、自然と涙が溢れてきたんです。理由は自分自身でも分かりません。たぶん何かが溜まっていたんでしょう。バスの中で読んでいたので顔を隠すのに必死でした。
 今自分がやっている事は、邪魔はされても誰にも止められない。そう励まされているようにも感じます。
 長い間支持されてきた書物だけあって、何も溜まっていなくとも、得られるものは大きいと思います。読みやすく解説された本がたくさん出版されていると思いますので、少しでも興味を持った方には是非読んで欲しいと思います。

 

5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

 ゲーム業界を目指すのは、今すぐやめてください。
 もしあなたがゲーム業界に入ったならば、きっと業界の宝になります。代わりに私の居場所はすぐに失われる事でしょう。私は利己的な人間なんです。あなたとは違うんです。
 もしあなたが物事に貪欲な人ならば、一層固く、諦める事をお勧めします。
 専門知識は言わずもがな。問題解決力が物を言う現場ですから、専門外だろうと使えないスキルなんてありません。
 例えば、飲み会のセッティングスキル。結構役立つスキルなんです。ゲーム製作はチームプレイですから、コミュニケーション力を発揮する機会は多いです。
 何でも身に付けてやろうという気概の持ち主ならば、私なんて簡単に追い越されてしまいます。ですから、どうかゲーム業界を目指すのは、やめてください。
 
 でも、あなたの志を奪えない事を、私は知っています。

 

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システムソフト・アルファー株式会社

ゲームディレクター
小柳 豊氏

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

もともと幼少の頃からゲームが好きだったんですが、確か...幼稚園生の時だったかな...? 年が2つ上の従兄弟がいるんですが、当時なぜかゲームウォッチやファミコンなどゲームを沢山持っていたので、触らせて貰って、一緒に夜遅くまでゲームを遊んでいました。なので、子供の頃は「いいなー。僕も大きくなったらゲーム作る人になりたいなー」という、淡い思いを抱いていましたが、明確な目標ではありませんでした。

 きっかけとして考えると、私が中学3年の頃が一番大きいと思います。
当時発売されていた、ニンテンドー64の「大乱闘スマッシュブラザーズ」と、PlayStationの「FFⅧ」にえらいハマっちゃって、受験生であるのにも関わらず、ゲームのやりすぎで本命だった県立高校の受験に落ちちゃったんですよ......バカでしょ?(笑)

それで、すべり止めですでに合格していた私立の工業高校に行くことになりました。
その高校で、プログラム言語のBASICやPascal、COBOLなどを教わり、ポケットコンピュータ(通称:ポケコン)でシューティングやブラックジャックを作りましたね。

そして、また今後の進路をどうするかというタイミングで「せっかく高校でプログラムを習ったわけだし、この知識を生かしてゲームを作れるといいんじゃないかな」という安直な考えから、複数あった大学の推薦を蹴って、ゲーム専攻がある専門学校に行くことにしました。
専門学校に入学して1ヵ月後にGFFでもお馴染みの株式会社サイバーコネクトツーさんにインターンシップ(学外研修)で行かせて頂くことになり、松山社長や本ブログでも登場している宇佐見さん、並びに皆々様から「ゲーム制作とはなんぞや」ということを叩きこまれました。これが今の私の原点になっています。

それからもインターンシップで色んな会社を転々と渡り、一番最初に「ウチに来る?」と声をかけてくれた株式会社シングに入社することになります。
そして、シングでプランナーとして色んなタイトルに関わったのち、退社します。
その後、骨休めで旅行に行っていた時に、私が退社したことを知った今の上司である社長の宮迫から「お前、何サボッとるんか?来週の頭から会社に来なさい...以上。」といきなり連絡がきて(笑)、今に至ります。

 


2.どんな仕事をしていますか?

PCゲームのディレクションと携帯コンテンツ全般を担当しています。
主にゲームのプランニングから仕様作成、開発スケジュールの管理、プロジェクトに関わる外部の関係者との連絡のやりとり、データ作成など、様々なことを行っています。
あと、最近では音楽/主題歌の監修も担当しています。

PS2/PSP「萌え萌え2次大戦(略)☆デラックス」や、PCゲームの「天下統一V」なんかが私が音楽を監修したタイトルですね。

あと、弊社は多分...他社さんと違ってちょっと特殊で、ディレクター自身が各雑誌社の雑誌担当者に直接プレゼンして、掲載についての交渉を行うこともあります。

ディレクターは『何でも一通りこなせないといけない』というのが、うちの会社の方針というか、スタンスのようです。

逆に取ると、『何でも好きにやらせてくれる』ので、そこがうちの会社の良いところかな?と思っています。

 


3.私にとっての思い出のゲーム。

一番の思い出のゲームは、スーパーファミコンで発売された「MOTHER2~ギーグの逆襲~」です。
この作品に出会わなければ「ゲーム作る人になれるといいな」と思うようにならなかったと思うくらいに、個人的に影響が強いゲームです。

まず、これまでたくさんのRPGはプレイしていましたが、『まるで本当に自分自身が冒険している』ような、そんな錯覚を感じたゲームでした。

広大なマップ、キャラの大きさ、街の看板の位置、など色んな要素が絶妙に絡み合って、そう思えたんじゃないかと、ま...大人になって気付いたんですけどね。

子供だった私にはそこまで頭が働いてなくて、ただただ「すげー!」と、そう思っていました。
その他にも、自転車に乗る。ベルを鳴らす。キャッシュカードで現金をひきだす。ファーストフード店でハンバーガーとポテトを買って食べ、オレンジジュースを飲む。

自分のごく身近な環境に似ているけれど、やはりどこか現実とはちがう世界。そのバランスが素晴らしい。あと、ゲームのセーブがお父さんとの電話だったり、出て来る敵がその辺を歩いていたおじさんだったり、オリジナリティを感じました。
BGMもゲームとマッチしているし、すべての要素で『最高なゲーム』だと思います。

あ...、ちなみに名前の選択画面で「おまかせでいい」を3回押すと、キャラの名前がSMAPのメンバーになるという裏技もあります。知っていましたか?

 

 
4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

少女漫画になるんですが...(笑) 私のおススメは『夏目友人帳』です。
雑誌の「LaLa」「LaLa DX」(白泉社)で連載中の緑川ゆきさんの漫画作品です。
主人公の男の子は、ちょっと変わった力を持った祖母のレイコから友人帳というものを託され、それについて色々巻き起こる物語の中心人物です。

それで、主人公の男の子は妖怪が見えてしまう力を持っていて、にゃんこ先生と呼ばれる猫(元は妖怪)と一緒に、対峙する妖怪(そうでない話もありますよ)に、正面から向きあっていき、解決していくお話です。

私は妖怪モノが基本的に大嫌いで、テーマパーク系のお化け屋敷すら拒否する程ですが、人と妖怪との触れ合いというか、誰しも持ち合わせているさびしい部分を理解し、優しき心で救ってあげる温かさ。

お互いを認め合い、人として大事な気持ちを見つけていく...、切なくもあり、それでいてどこか懐かしい、という位にまとめきれないほど(笑)、不思議な「夏目ワールド」を心地よく感じる作品だと思いました。

来年の頭からアニメで第二期が始まることが決定のようです。今からすごく待ち遠しいです。

映画は...そうですね、最近のヤツはパッとしないのばかりなので、ちょっと古いのから1本。『ショーシャンクの空に』です。
これまで数多くの映画を見てきましたが、間違いなく最高の映画だと思います。演技も文句なしに最高だけど、ここまで無駄がない映画も少ないです。
期待はしていたものの、それをはるかに上回る出来に衝撃とラストの美しさに感激。本当に台詞の一つ一つが奥深くて、画面に釘づけになります。
つーことで、見てない方は、今すぐレンタル屋さんへGo!!

ちなみに、最近は『イーグルアイ』『ウォンテッド』『P.S.アイラブユー』を見ました。画面効果や演出などは勉強になりますね。
今年は「映画を映画館で30本見る」のが目標です。去年は22本だったので、今年こそはと思っています。

 

5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

ゲームクリエイターになる(または目指す)以上、「ゲームが好き」なのは、当たり前。それでご飯を食べていこうと考えているなら、当然「技術を持ってる」のは、当たり前なのです。
寝る間を惜しんでたくさん勉強してください。怠けてたら他の人に追い越されちゃいますよ。
ですが、それとは別に『ゲーム以外の色んなことに、とにかく興味を持つこと』が大事と私は思います。

これは、プログラマー志望だろうが、グラフィッカー志望だろうが、職種に関係なくです。
今、流行ってるモノとか、映画とか、どんな漫画が売れているのかとか、なんでもいいです。とにかくアンテナを立てて、色んな『引き出し』を作っておいてください。絶対プラスになりますよ。

あと、もう一つのアドバイスは『息抜き』です。

仕事を真面目にやるのはもちろんなんですけど、オフの時には好きなことをやってください。そうでもしないと、間違いなく潰れちゃいます。
潰れちゃうと、どうなりますか? 色んな方が困りますよね?
なので、そういった意味も含めて「ゲーム以外のものも好き」ってことも大事なんです。
まずは、その辺を意識していると、いいクリエイターになれると思いますよ。

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