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クリエイターズバトン: 2009年1月アーカイブ

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株式会社ペガサスジャパン

グラフィックデザイナー
淵崎 祥子

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

私は弟の影響もあって小学校ぐらいから男の子がする様な遊びをよくやってました。ゲームもその一つですね。いつしか趣味がゲームという全く女の子らしいものでは無くなってしまいました。
色々なゲームや本を読んでは話を考えたり、そのキャラクターを自分で書いたりしてました。お世辞にも上手とは言えるものではありませんでしたが...。
 しかし、一番の大きなきっかけは高校3年生の時に友達と作っていたゲームじゃないかなと思います。
それまでは、ゲームが好きだなぁ~ってだけで、夢は学校の先生になることでした。高校で友達から、ゲーム作ってみない?と誘われた時は、ゲームって自分でも作れるものなんだ~と、このとき初めて思いました。今までプレイすることばかりで、制作的な事はあまり考えてませんでしたから。
それから、私がストーリー、友達がプログラム、絵は外注して作り始めました。結局、そのゲームも試作的な物が出来ただけで完成までには至りませんでしたが...。色々大変なことが多かったですが、何より楽しかったですね。
そして、ゲーム制作途中であの学校の見学行ってみない?って誘われて色々見学に行った後は、ゲームを作る仕事がしたい!っていつの間にか決まってました。私は絵を真面目に勉強してみたいと思っていたので、グラフィック方面で専門学校に入学しました。後は、在学中にインターンに行かせて頂いたこの会社で内定を貰うことができました。
 


2.どんな仕事をしていますか?

グラフィック関係のお仕事をさせて頂いています。
ゲーム画面のメニュー素材を作成、ゲーム中に出てくる素材の加工などの作業が主です。
あとは、プログラマーさんが素材を使いやすい様に、画面上の座標を取ってエクセルでまとめたりしています。

 

3.私にとっての思い出のゲーム。

う~ん、今までやった全てのゲーム!ですかね。大なり小なり思い出はある気がします。
「これ面白い!」とか「これ微妙だな」とか......。
今思えば、凄く生意気な気もしますが子供心にそう思ってました。
特に挙げるならば、テイルズ作品ですね。当時エターニアに凄くはまってました。エターニアは、自分一人で買ったゲームでもあるので思い出深いです。あと、当時メモリーカードで遊べるゲームがあったのですが、それも独特で好きでした。今も長く続く作品を出せることは凄い事だと思います。


 
4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

星新一さんの本はおすすめです。
テレビで紹介されているのを見たことがあるのですが、いろいろな形で映像化されていて、すごく面白いものでした。身近に起こりそうな事、でも空想の物語。独特の世界観や、物の見方は参考になると思います。活字が苦手な人も、ほとんどが短編小説なので読みやすいのではないでしょうか?機会があれば、一度読んでみては?

 

5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

いろんな方がよく言われる事だとは思いますが、色々な事に触れ合うことではないかと。色々な事に刺激を受けることは自分の中の物が変わるチャンスだと思います。物を見て綺麗だなとか、食べ物を食べておいしいなと感じる事は、当たり前な事ですがとても大事な事だと思います。社会人になってしまうと、スケジュール等で触れ合うチャンスも減ってしまうので、自由に動ける今、行動していた方が良いと思います。
映画を見るも良し、本を読むも良し、おいしいものを食べるも良し、旅行に行くも良し、です。今しかできない事をして、日々吸収していて損はありません。
そして、自分の中で育てている物を、相手に伝えるコミュニケーション能力も大切です。どんなに素敵な事でも、自分の中だけで終わってしまったら意味がなくなってしまいますよ。

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株式会社ペガサスジャパン
平プログラマー

東 めぐみ

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

 以前の仕事が転職時期だったので、次に何をしようかと悩んでいたところ、ゲームの専門学校のパンフレットを発見 → 入学 → 就職...という流れに乗りました。

 

2.どんな仕事をしていますか?

 プログラマーなのでプログラム。

 

3.私にとっての思い出のゲーム。

 FF5 初SFCのプレイソフト。ちょうど実家が新築中だったので、ダブルで思い出深い。

 

4.福岡と言えば...!?おすすめする福岡スポット

 大名にある猫カフェ「キューリグ」。猫好きだけど飼えない&癒されたい人はどうぞ!

 

5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

 やる気と根性と体力は必須だと思います。

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株式会社算法研究所
取締役

福田 史裕

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

 今の仕事に就いたのはつい最近のような気がしますが、早くも四半世紀も前の話しになってしまいました。今のようなゲーム業界と言うものは私の学生時代には存在しませんでした。この仕事に就くきっかけを語る前に、コンピュータと出会うきっかけになったのが、プログラム式の電卓と手作りのボードコンピュータの雑誌記事でした。200ステップほどのプログラム(と言っても単純なコマンドの組み合わせです)が組める電卓は高校生だった私にとって無限の可能性を持つ夢の機械でした。そして自分でコンピュータを作ることができるということは、とんでもなくSF的で何世紀も未来を先取りした気分にしてくれました。これがきっかけで俄然コンピュータに興味を持つようになった私は、結局、大学は情報工学科に進み、ソフトウェアサイエンスにどっぷりつかることになりました。
 その一方で、元々の趣味であったSF研究クラブに所属していた。もちろんSFやアニメの話題で盛り上がっていましたが、メンバーの名かにボードゲームの愛好者が多くいたので、集まってはボードゲームを遊ぶことも良くありました。ウォーゲームからファンタジーゲーム、モノポリーやアクワイヤー、立体4目並べ、何でも有りでした。
 この事が、この業界に足を踏み入れる為の素地になっていたと思います。
 そして直接的なきっかけになったのは、私が社会人になり、やっとパソコンと呼ばれるものが世の中に出回り始めた頃でした。
 東京でソフト開発の仕事に携わっていた私は、1年かけて貯めたお金で当時の最新機種であるPC88(NEC)を買いました。そこで初めて購入したゲームがロードランナーでした。
 このロードランナーを遊び込んだ挙げ句に自作面をせっせと作っていた処、ひょんな事から解説書を書かないかという話しが飛び込んできました。東京で仕事をしていた私は福岡にUターンする事を考えていたので、いい機会だと思って脱サラをしてしまいました。その後、コンピュータ雑誌に記事を書いたり、プログラムの仕事をしながら1年ほど過ごしましたが、「大戦略」(シミュレーションゲーム:システムソフトアルファ)を商品化する仕事を手伝ったのをきっかけにゲームの仕事にずっぽりと埋まる事になりました。
プログラマだった私が何故か、この道に進むきっかけになったのは本を書くことからだったのは不思議な感じでしたが、自分の趣味の分野を生かせる道に進めたことは幸せだったと思います。

 

2.どんな仕事をしていますか?

 若い頃はプログラマーとして仕事をしていましたが、ゲーム自体のシステム(ルールを含めた論理的な設計)を作る事に時間を割くことが多くなり、今現在は、開発部隊のプロダクトの全体を管理する事と、ゲームの論理的な仕様設計を主にやっています。企画的なことやアイデアの提供という形で参加する事もあります。

 

3.私にとっての思い出のゲーム。

●ロードラナー
これは、前述しましたが、私にとってゲーム業界に進むきっかけとなった作品なので一番思いで深い作品です。
プレイヤーキャラと番兵、ブロックと梯子、黄金と非常に単純な要素で、複雑な面が構成できるこのゲームは、表面的にギミックを増やし複雑化する今のゲームの傾向と比べると、本当に良くできたゲームだと思います。また、面を解くにしても作るにしても単なるアクション性だけでは無い知的なパズル要素が織り込まれていて今でも十分通用するゲームです。
●ウィザードリー
 何故かウルティマよりもハマりました。どうもアバターと言う成人君主的な感覚が性に合わなかったようです。どのくらいハマったかと言うと、目をつぶっても最下層まで行くことができるくらいハマりました。ゲーム機を購入する動機はウィザードリーが移植されている事です。ゲームボーイでアスキーが移植したウィザードリーが今までの移植で一番完成度が高いのではないでしょうか。
●ドアドア
 チュンソフトの中村光一が作ったゲームですが、私が初めて自力でプロテクトを外したソフトです。当時は買ってきたゲームを解析してプロテクトを外すのも一つの楽しみでした。ゲーム自体をプレイする事と内部解析をする事は同じくらい面白かったことを思い出します。ゲーム業界に入ってから自身がプロテクトを掛ける側に回ったので、この経験は随分と役立ちました。

 

4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

「ばいばい、アース」
 冲方丁の作品です。
ファンタジーと仮想現実を独特の世界観で構成した面白い作品です。スピード感のある戦闘シーン、独特の造語の巧みさ、魅力的な主人公である「ことわりの少女」ベルを始めとする個性的な登場人物達、機会があれば是非手にとって欲しいです。
最近の若手作家の中では群を抜いた筆力の作家だと思っています。表現力、構成力共に次世代のSF界を担って欲しいと思います。

「狐笛のかなた」
上橋菜穂子さんの作品です。「守り人」シリーズはNHKでアニメ化されたので有名ですが、「狐笛のかなた」はとても好きな作品です。古い日本の原風景を見せてくれるような表現描写と重なって、重い運命を背負う少女、小夜と使い魔として生きる狐の野火、2人の運命が交差して行く中、切なく悲しいけれど、どこか心が温かくなる不思議な世界を味合わせてくれた作品でした。

「おたくは既に死んでいる」
 岡田斗司夫の著書です。年齢的に近い性か、彼の論法が私には一番しっくりきます。
タイトル通り、おたく文化の今を語った作品です。論客でもある岡田氏がおたく文化の編成をどう捉えているか興味のある方は読んで見てください。
 ついでに「戦闘美少女の精神分析」「おたくの精神史」など関連書籍を見るのもいいでしょう。

 

5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

 この業界に身を事が「遊び手」から「作り手」になったと言う事です。自分では無く、他者が楽しいと思う物を提供する事が仕事なのです。だから他者が感動する事が、自身の感動だと思える事が大切な事です。「他人を喜ばせる」にはどうすれば良いのかと常に考え続ける事が大事なのです。
 しかし、自分が楽しいと思う事も同じように大切です。自分が感動してみなければ、他の人が感動するような物を作れるはずがありません。だから、社会人になる前に色々な経験を積んで欲しいと思います。もちろん勉強もしなければなりませんが、面白そうだと思う事だけでは無く未知の物にもどんどん手を出して、「感動捜し」をして欲しいのです。
 エンターテインメントとは「感動」を人に伝える仕事とも言えます。
 これからのゲームの作り手になって行く人には、是非、新しい、誰も知らなかったような感動を沢山持って来て欲しいのです。

 だから、あえて言いたいのです。
「ゲームばっかりしてないで、もっと遊んでください」

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