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2016年7月アーカイブ


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お名前:廣瀬 祐一
会社名:株式会社 ガンバリオン
職種:プログラムセクション サウンドエンジニア
過去携わったタイトル:
◆ONE PIECE グランドバトル!シリーズ
◆ワンピース アンリミテッドシリーズ
◆ワンピース ギガントバトル!シリーズ
◇JUMP SUPER STARS
◇パンドラの塔 君のもとへ帰るまで
◆ワールドトリガー スマッシュボーダーズ
○ゴロンディア
◆ドラゴンボールフュージョンズ(8月4日発売)

◇...発売元:任天堂株式会社
◆...発売・配信元:株式会社バンダイナムコエンターテインメント
○...配信元:株式会社ガンバリオン


■ 「サウンドディレクション」のお仕事内容について教えてください。
担当作品タイトルの全体のサウンド設計と演出、実際のデータ作成
(BGM,効果音、ボイスディレクション)と管理を行っています。


■ サウンドディレクションとはどういったお仕事ですか?
担当のディレクターと、ゲーム内でのコンセプトをもとに、サウンドでできる演出案を出し検討します。
弊社の場合は作業者兼任になることが多いので、
それぞれBGM作曲や効果音の作成、ボイス台本作成を行いながら
ゲーム中のサウンド演出に関して設計を行います。


■ このお仕事で気を付けていることはなんですか?
ゲーム全体でのドラマの流れについて、どう演出するか、いつも気を付けています。
話の流れで「ここ一番でこの曲を使う!」というタイミングや
逆に「曲は使わず効果音のみで登場人物の心理的な緊張感を表す」
などという事もあらかじめ狙って行います。
効果音についても「記号的な意味」の音なのか、また「自然になじむ」音なのか、
はたまたその「両方の意味を持つ」音にするのか。
一つ一つに対してバランスをとりつつ設計を行います。
細かいところですが、ゲームをプレイしているプレイヤーの心理を先読みしつつ、
効果的な音を届けるように配慮しています。


■ その仕事のおもしろさや魅力を教えて下さい
やはりサウンド演出の目論見がうまくはまって、リリースされてからお客様の声を戴けた時ですね。
また、「ここはサウンドで何とかお願い!」というオーダーにうまく応えられた時。
ゲームとしての手ごたえが音との相乗効果でグッと上がります。
ここは毎回「やったぜ!」と感じる場面でしょうか。


■ どういう方がこの職種に向いていると思いますか?  またどういった方に目指してほしいですか?
音楽についての知識があれば即戦力につながることは間違いないのですが、
それよりも、ゲームを一つの演目として演出を意識できる方が
より生きてくるタイプの職種だと思います!


廣瀬さん2.jpg
▲ お仕事中の廣瀬さん


■ ゲーム業界を目指したきっかけを教えてください! また、いつごろからゲーム業界に興味を持ちましたか?
ゲームとの出会いは幼少の「スペースインベーダー」からなのですが、
ハッキリとゲーム業界を意識しはじめたのはゲームショップでアルバイトを始めたころですね。

■ 学生の時にやっていて良かったことはありますか?

大学時代にやっていた「ゲームショップ」でのアルバイトが一番貴重な体験だったと思います。
当時はちょうどスーパーファミコンと次世代機と呼ばれた
SONYPlaystation、SEGASATURN、Nintendo64、3DO、PC-FXと
たくさんのプラットフォームが台頭しだした頃です。
いわゆる中古ソフトの買い取りも行っておりましたので、よく来ていただいているお客様から、このタイトル面白かったよ、音楽良いよね~という感想なども聞かせていただいたり。
複数店舗があったのですが、お客様の層もかなり違いましてプロモーションビデオなども
異なるものを掛けたり、出来上がったタイトルを「売る」体験はなかなか得難い事でした。
あとは、シンセサイザーを触る機会を作ったことでしょうか。
・音を一つずつの成り立ちに分け、聞こえ方について細かく手元で調整できること
・シーケンサーでデータを打ち込んで曲を作れることを知り、
いろいろ遊んでいた事が現在につながっているかもしれません。


■ 学生時代にやっておけばよかったことはありますか?
プログラム言語や処理を真面目に勉強しておくとよかったかもしれません。
よく、この場面でこう音をつけたいんだけど流れ的にはイケる?
という事を担当のプログラマーさんと相談する事が多いのですが、
タイミングがとれないから調整しないといけませんね~ということもままあります。
プログラムやデータ処理の流れをつかめていれば、先回りして演出などの対策がとれます。

あとは大学でのサークル活動......でしょうか。
ゼミや実験や作業が終わったらすぐ地元へ帰って(通学でしたので)アルバイトへという生活でした。
と、申しましても3年半のゲームショップのアルバイト自体が充実しておりましたので後悔はないですね。

■ 日常生活で仕事のために気をつけていることはありますか?

よく公共施設のアナウンスや音について気になるものはメモしています。
最近はスマートフォンでも録音できますので録音したりもしますね。
(もちろん録音禁止されているところではダメですよ!)
休日でもお店に入った時のBGMの音量だったり、テレビのdボタンの押した音だったり
私だったらこうやりたいけどどうかな?と常々考えてしまうのは、職業病でしょうか......


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お名前:上谷 雪乃
会社名:株式会社サイバーコネクトツー
職種:エフェクトデザイナー
過去携わったタイトル:
「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」
「NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4」
(発売元:株式会社バンダイナムコエンターテインメント)



■ あなたの職種のお仕事内容について教えてください。
主にインゲーム中のキャラクターに関わる部分のエフェクトを作成しています。
「NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4」ではキャラクターのコンボエフェクトやコンボ最終打の演出エフェクト、また同作品内のボスバトルでも専用の攻撃エフェクトなどを作成しました。


■エフェクトデザインとはどういったお仕事ですか?
画面上の状況をユーザーに教える仕事です。
オーラを出して現時点でのキャラクターの異常状態や状況を伝えたり、背景に煙や炎、塵など自然現象を置くことによって生活感やその場所の状況を伝えたりします。
また、キャラクターの拳が当たると「ヒット」の記号を出したり、銃を撃つと発火の記号を出したり、という風にアクションに対しての状況を伝えたりします。


■このお仕事で気を付けていることはなんですか?
制作するエフェクトのメッセージ性に気をつけて制作しています。
エフェクトはユーザーが今、何をしているのか、何をしたのか、何をしなければいけないのか、どういった状況なのかを文字を使わずに表現し、プレイの邪魔をせずに自然に伝えなければいけないので、キャラクターの動作や、画面全体に対してエフェクトがどう見えるか。伝えたい表現として成立しているのかをよく確認しています。


■その仕事のおもしろさや魅力を教えて下さい?
キャラクターや背景、モーションなどゲーム内のアート全ての魅力を目一杯引き出すことの出来る仕事です。
ゲームの見映えを握っている事になるので、プレッシャーはとてもあります。ですが、作ったエフェクトによってゲーム画面が引き立ち、絵として出来ていく様はとても楽しいですし、完成した時、大きな達成感を得られます。


■どういう方がこの職種に向いていると思いますか?  またどういった方に目指してほしいですか?
自然現象を制作する際には、その現象の情報を分析し、素材として1つずつ制作、エフェクトとして組み立てる必要がありますので、物事を倫理的に考えられる方が向いていると思います。
また、色々な事に挑戦したい方にもオススメの職種です。
エフェクト制作に必要な過程は多岐に渡ります。モデリングもしますし、テクスチャも作りますし、アニメーションの作成も行います。シミュレーションソフトだって使うし、プラグインも幅広く利用します。固定された制作過程ではなく、工夫次第で色々なエフェクトを制作出来るので、様々な制作方法に挑戦したい方にピッタリの職種だと思います。


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▲ お仕事中の上谷さん


■ ゲーム業界を目指したきっかけを教えてください! また、いつごろからゲーム業界に興味を持ちましたか?
幼少時代の頃からゲームは好きでしたが本格的にゲーム業界で働きたいと思ったのは高校生の頃です。
当時は色々な世界を楽しませてくれるゲーム機本体に興味を持っていて、プログラマー志望で勉強をしていました。ですが、ゲームのビジュアルが綺麗になっていく様にとても魅力的な物を感じ、アーティストとして働きたいと思うようになりました。
そして、専門学校入学時にアーティスト希望に転向し、弊社への入社へ至ります。

■学生の時にやっていて良かったことはありますか?

「アルバイト」と「チームでゲーム制作を行うこと」です。1人でゲームの全てを作っているわけではないので、コミュニケーション能力はとても大事です。
私の場合は「アルバイト」を経験することで、コミュニケーションの年齢層の幅が広がり、対話能力の向上や、良い社会経験にもなりました。
また、「チームでゲーム制作を行うこと」は、自分がこうだと思った作品を作る上でのアプローチの道筋とはまた違った道筋を見つける事ができ、自分の作品を作る上での引き出しが増えるので、良い機会になりました。

■学生時代にやっておけばよかったことはありますか?

外国語をもっとしっかりと勉強しておけばよかったと現在進行形で後悔しています。仕事で使用しているソフトについて勉強したり、分からないことを調べていると、辿り着くのは海外のサイトやチュートリアル動画です。参考にしたい映画の解説も外国語がほとんどです。
ひとつひとつを訳したりしながら、理解し、作業を進めるのは本当に時間がかかります。
働き出してからは学生時代のような自由の効く時間はあまりありません。勉強しようと思っても、学生時代よりも多くの時間がかかってしまいます。

■日常生活で仕事のために気をつけていることはありますか?

どのような原理で物事が成り立っているのか、という疑問を持つ事を気にかけています。
特に、自然現象については発生から消滅の仕方、どういった要素で構成されているのかを観察するように心がけています。
後はひたすらに色々なゲームをプレイしたり、アニメや漫画、映画を見たりして表現方法の引き出しを増やすようにしています。



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