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FUKUOKAゲームインターンシップBLOG

世界、そして、未来を見据える人たちが、福岡にいます。

GFF加盟企業をはじめとする福岡のゲーム企業の現場に入ってその仕事を体験する、ゲームインターンシップ制度。
ゲーム制作の厳しさ、楽しさを学んで、ゲームクリエイターになるきっかけをつかむ体験をブログ形式で報告します。

デバッグプレイヤーコース: 2011年10月アーカイブ

こんにちは。デジタルハーツさんでインターンをさせていただいている多田です。
このインターンシップも早いことでもう1か月が経とうとしています。
早かったような、長かったような気持ちがいっぱいです。

色々なことをさせて頂けて、色々なことを学ばせてもらいました。
また1ヵ月の中で自分の中で色々と考えも変わったことがあります。
今日はそのことを話したいと思います。

ゲームには「仕様」というものがあります。
それは開発様側で意図してやったことを言います。
私たちがバグかどうかわからないときは、もしかしたらそのゲームの「仕様」かもしれないのです。

仕様かどうかは私たちデバッグをする側は分かりません。
開発側からそのゲームに関して多くを説明してもらっていますが、それでも確認が取れないときがあります。
もしかしたらバグとして出したものが「仕様」かもしれないのです。
そういったときどうするのか。
それは「仕様確認」として開発側に質問するのです。

もしバグかどうかはっきりしないときは、バグと決めつけずに、
「仕様かどうかを開発側に質問する」
ことが大事となってきます。
その作業をすることで「バグ」なのか「仕様」なのかがはっきりわかって、
作業も効率よく進んでいけます。

また、バグに対しての認識が大きく変わりました。
ゲームのバグはある程度知っていて、そのようなバグは稀にしか
起きないものだと考えていました。でも実際には違います。
バグは初期のころは100どころか、下手したら1000じゃ足りないんじゃないかってくらいあります。
少し開発が進み、バグが減ったとしてもまだ多くのバグが存在します。
それを少しでも少なく、0に近づけていく。それが私たちの仕事なんだと実感できました。

次にバグを見つけたときの対処の仕方を知りました。
バグを見つける事は確かに大事です。いろいろな場所でいろいろな事を試し、
いろんなパターンで探すのが重要となります。

しかしもっと大事なのは、見つけたときの状況をよく検証し、
どんな場合で起こるのか、どんな場合では起こらないのかをよく自分で理解する事です。
また仕様(開発会社側の意図した挙動)かどうかも考えないといけないです。
そこがどうか分からない場合は仕様確認として報告するようになります。

そして1番大事なのはそのことを分かり易く、そして抜けが無いように、
クライアント側(この場合開発会社)に報告する事です。
そこが出来て初めて、バグとしてバグを直す事ができるのです。

これらの事を、ここでインターンさせてもらってほんとに心から思いました。

そして最後に学んだ事は、バグはどこで起きるのかを知る事ができたからこそ
開発するとなった時に、
「どこにバグが起こるかもしれない。だから、開発はこうしないといけない」
という考えを持つ事ができたんじゃないかなと思います。
開発するときにはこの経験を生かしたいです。

私は将来ゲーム開発、またデバッグに関わる仕事をしたいと考えています。
この1ヶ月に学んだ全ての事を、自分の将来に生かしていきたいです。

この1ヶ月本当にお世話になった、デジタルハーツさんに感謝をしたいと思います。
本当にありがとうございました!これからも頑張ります!!




>> 【2011夏】デジタルハーツ/デバッグプレイヤーコース 多田翔太氏(1)

>> 【2011夏】デジタルハーツ/デバッグプレイヤーコース 多田翔太氏(2)


こんにちは。
デジタルハーツ福岡Lab.様でインターン中の元土肥です。

インターンシップ開始から早くも4週間が過ぎ、研修最後の追い上げと共に、福岡で過ごした
マンスリーマンションの片づけも始まりました。

私が3週目に割り振られたのは「資料チェック」という、ゲームに関する資料を読み、その項目通りに
ゲーム内の挙動が変化しているかを一つ一つ確認していく作業で、
まずいきなりデバッグを開始するのではなく、まずは自分のチェックする所の資料をよく読み、
その仕様についてしっかりと把握していくことから始まりました。

自分が担当する内容を確実に理解し、より詳しく把握していなければ
その挙動がバグなのか、それとも仕様なのかが判断できず、バグを見逃してしまうかもしれません。
分からない事や、可笑しいと思った箇所を膨大な資料から探し出す過程でも最初は時間がかかってしまい、
作業が遅くなってしまう事もありました。

しかし、「資料が探せず、遅くなりました」では仕事にはなりません。
少しでも無駄な時間を短縮するためは一人で悩まず、周りの人に自分から訊きに行く姿勢や
同じところではメモを取り、次の作業に反映させる大切さを改めて感じました。

研修最後の週は「フリーデバッグ」という、
ゲームを実際にプレイし、その中で自分がおかしいと気づいた事を検証したり、
周りの人と一緒に1つのバグを探したりという事を行いました。

それらの作業はこの1ヵ月で学んだデバッグ作業の総まとめともいえる作業で、
今回のデバッガーインターンシップにおいて学んだことは、
作る側の「バグ」とは、プログラムやシステムの中にあるものばかりでしたが、
「ユーザー」にとっては、ゲームが動かないなどは当たり前の「バグ」で、
例えば台詞の漢字が違う、ボタン音が鳴らないなど
実際に使用していて「可笑しいな?」と疑問に感じてしまう事も「バグ」になりうる、ということでした。

そして、それらを頭に入れてからのデバッグ作業では、
最初の頃は「これはバグなのかな?」と疑問に思い、その時点で質問ばかりしていた所でも、
まずは検証し、再現が取れたり、資料と比べても相違してるなどの確証を持ってから「バグ」として
報告書を書けるようになり、確実に自分の力になっていると実感することができました。

今期のインターンシップからは新たにインターン生同士の交流会も開催され、
九州のみならず、関東・関西から参加し、他のゲーム会社でインターン中の人達と交流することが出来ました。

顔合わせの最初は、初対面の人と会話に困るのではないか?と危惧していた気持ちも、
ここにいる全員がインターンシップに参加するために応募・面接して合格し、
それだけの決意や思いがあって参加しているんだ、と十分実感できるくらい皆で語りあい、
それぞれの意見を交換できた、とてもいい交流会でした。

学校での授業とは違う、専門的な知識を学べる一日一日はあっという間に過ぎていき、
もう1ヵ月の研修が終わろうとしています。
今回のインターンシップで学び、体験してきた事は
どれも参加していなければ知ることが出来ない貴重な事ばかりでした。

最後に、
お忙しい中、本当に多くの事を教えてくださったデジタルハーツ福岡Lab.の皆様、
貴重な経験の機会を与えてくださった福岡ゲーム産業振興機構の皆様には本当に感謝しています。
これからも、このインターンシップでの経験やアドバイスをもとに、更に精進していきたいと思います。

本当に、ありがとうございました!




>> 【2011夏】デジタルハーツ/デバッグプレイヤーコース 元土肥奈緒氏(1)

>> 【2011夏】デジタルハーツ/デバッグプレイヤーコース 元土肥奈緒氏(2)


こんにちは。インターン生の岸です。

ついにインターン生活も4週目が終わろうとしています。
「あと少しで終わってしまう」と思うと、
まだまだ勉強したいことや覚えたいこともあるので、
「もう少し、せめて担当しているゲームが切りのいいところまで終わってから帰りたいなぁ」
と思ってしまいます。

新しくチームに入ってきた方々に、インターンの自分がバグや修正確認、報告書の書き方を教えることもあり、
初めのうちは「まだ二週間ちょいしか経験のない自分に、他人に仕事を教えることなんてできるだろうか」
と不安になりました。

ですが、「他人に教えることで、より多くのことを自分が学ぶ」という話の通りでした。
どういう感じでバグの書き方を教えたらいいのかを考えたり、
チームの方々に相談したりしながら、自分の作業を手伝ってもらっています。
逆に自分が新しく案件に参加された方々に教えられることも多く、
とてもいい経験になっています。

新しい仕様が上がってくるたびにバグの量が増えます。
確定が困難なバグの報告書を書くことも増えてきており、
より慎重で正確な報告をしなければなりません。

私は同じゲームを一ヶ月間チェックしておりますが、
それでもゲームの制作会社の意図がわからなかったり、
システムについて理解できていないところが多々あります。
生半可に理解していると、勘違いして間違ったバグを報告に繋がりますので、
少しでもわからないところは上司やチームの方々と相談して解決するようにしています。

初めの頃に書いたブログにも上記と同じような事を書いたと思いますが、
デバッグ作業は「コミュニケーション」の積み重ねが一番大事だと、
一ヶ月経って、やっと実感できたと思います。

デバッグ作業だけでなく、ゲーム制作においてコミュニケーションほど大切な事はない。
それを言葉で聞くのと、実際の現場で実感することとは大きな差があると思います。
そのことを実感できたのはインターンシップに参加したおかげです。

このような大変な時期に、インターン生を受け入れてくれたデジタルハーツ様に
この場を借りてお礼を申し上げます。




>> 【2011夏】デジタルハーツ/デバッグプレイヤーコース 岸仁也氏(1)

>> 【2011夏】デジタルハーツ/デバッグプレイヤーコース 岸仁也氏(2)


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