こんにちは!2月下旬から始まったFUKUOKAゲームインターンシップも、とうとう最終日を迎え、寂しさを感じているプランナー志望の田口です。
時間の経過をとても早く感じる、充実した1ヶ月ちょっとを体験することが出来ました。この期間に学んだことを、書いていきたいと思います。
まず、プランナーコースの課題についてお話しましょう。
この課題の1番大切な部分は、"考える事"であったように思います。アイデア書をまとめる上で必要なことは、『こんなことが出来る!』だけが書かれているアイデア書で終わらせないことです。『こんなことが出来る!』それを使って、さらにこんなことが、こんな楽しいことが、面白い経験が出来る。『これだ!』というものが出るまで、考えて、考えて、考え抜き、そこから出た面白いアイデアを、いかに相手に伝わるように1枚の書類にまとめ、書き上げるか。そこが重要な部分だと感じました。1枚のアイデア書で、読む人の興味を引けなければ、数枚の企画書を読んでもらえるはずがありません。
今回のインターンシップで、様々なアイデアをノートに書き綴り、それを元にアイデア書を作成しました。
しかし、私が作成したアイデア書は、まだ『完成』には至っていないと感じています。やはり足りないと思うのは、楽しさを演出する明確な『システム面』と、ゲームに必ず必要な『新しさ』です。そこを明確にしなくては、アイデア書は完成したとはいえないと感じました。
関東に帰ってからも、アイデア書を作成するとき、更なる思考をしていこうと思います。
職種ごとの課題が一段落着いたところで始まったのが、ゲーム『ブッサシ』の制作です。『1週間でゲームをつくってもらう』と言われたときは、突然のことにとても驚きました。1週間で完成させることが出来るだろうか、という不安はありましたが、このインターンシップ生6人でなら、絶対に面白いものが出来る!つくってみたい!という気持ちが強かったです。
さて、『ブッサシ』制作中のプランナー2人は、前回のブログでも説明したように、仕様書や流れ図、ステージを作成したり、音素材を探したり、デザイナーとプログラマーがしない事をすべて担当しました。仕様については、特に沢山の事を話し合ったと思います。ゲーム制作がお互いに初めてだったため、どこまで話し合っていいのか、どこまで書けばいいのか分からず、戸惑う事が多かったです。
今回、ゲームを制作して感じたのは、全員で同じ情報を共有することの難しさです。『画面が切り替わる』という言葉一つでも、パッと切り替わるのか、ゆっくり切り替わるのか、人によって想像しているものが違い、制作中にそういったズレが何度か生じました。そのズレを修正していく事が、なかなか大変だったなと思います。
この問題が起きたのは、制作開始時に、仕様書や流れ図が、細かい部分まで出来ていなかった事、みんなとの話し合いが足りなかった事が原因として上げられます。ゲーム制作で一番大切なのはコミュニケーションだと改めて感じました。意見交換や、意思疎通は一番大切なことですね。
そうして1週間が経ち、無事にゲームが完成したときの嬉しさと達成感は言葉に出来ないほど大きなものでした!制作前に考えていたものよりも、音やエフェクト等の効果を追加し、社員の方から頂いたアドバイスを取り入れて、より楽しいゲームになったと思います。
そしてなにより、みんなの努力が、こうして1つのゲームとして、きちんと形になった事が、とても嬉しかったです。
完成後には、サイバーコネクトツーの社員の方々にも遊んでもらい、感想を頂くことが出来ました。プロ目線から見た、『ブッサシ』の問題点や改善点は、私たちの話し合いでは出なかったことが多く、勉強になる事ばかりです。意見の中には、このゲームがより面白くなる可能性が沢山こめられていて、その着眼点とアドバイスを吸収し、今後のゲーム制作に必ず活かしていきたいと思いました。
『ブッサシ』のゲームを制作して一番嬉しかったのは、楽しそうに遊んで下さる方々の姿を見ることが出来たことです。
FUKUOKAゲームインターンシップに参加したからこそ出来たこの経験は、私にとって忘れることの出来ない、大変勉強になった貴重な経験でした。それと同時に、プランナーというやりがいのある仕事にチャレンジしていきたい、という気持ちがより一層強くなりました。その夢を実現させるためにも、インターンシップ後も、自分のスキルをより磨いていきたいと思います!
長くなりましたが、お世話になりましたサイバーコネクトツーの皆様をはじめ、FUKUOKAゲームインターンシップという貴重な機会を下さった福岡ゲーム産業振興機構関係者の皆様、そしてブログをここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!
最後に、完成したゲーム『ブッサシ』をもって、嬉しそうに笑っているプログラマー、柴原君の笑顔で閉めたいと思います。
それでは、またどこかでお会いしましょう!ありがとうございました!
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