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FUKUOKAゲームインターンシップBLOG

世界、そして、未来を見据える人たちが、福岡にいます。

GFF加盟企業をはじめとする福岡のゲーム企業の現場に入ってその仕事を体験する、ゲームインターンシップ制度。
ゲーム制作の厳しさ、楽しさを学んで、ゲームクリエイターになるきっかけをつかむ体験をブログ形式で報告します。

サイバーコネクトツー/プランナーコース 橘明日香(チーム制作【3】)

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こんにちは、ゲームデザイナー志望の橘です!
乗峰さんに引き続き、ミニゲーム制作について書かせていただきます!

今回は起承転結の「転」の部分です。
前回のブログではまだバラバラのパーツだった3つのミニゲームも、実際に動かせるところまで出来てきました!それでは職種別に活動を振り返ってみましょう!

私たちゲームデザイナーは、主にゲームの企画書やHowTo画面の制作を行いました。どちらの作業もゲームの内容やルールを1~2枚にまとめるという作業ですが、これが思っていたより難しく、何度もリテイクになりました。
ただなんとなく要素を並べていくのではなく、どうやったら見やすいか、自分のイメージが伝わりやすいか等を考えながら作っていかなければいけません。
ですから、自分が普段読む雑誌のレイアウトや、好きな服やパッケージ等のデザインをただ見ているだけでなく、意識して吸収し自分のものにしていくことが大切であると教わりました。そのほかに、アーティストさんに対して画面構成等を伝えるために、自分のイメージを絵に描いてみたりもしました。


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企画書を制作する段階で、まだ画面が出来ていなかったこともあり企画書にもそのイラストを使用していますが、やはり言葉や簡単な図で説明するよりも全体的なイメージが伝わりやすかったです。今後の課題の一つとして、自分のイメージを伝えられるように様々な種類・テイストの絵が書けるように練習したいと思います。

他には、ゲーム画面を構成する上で必要不可欠な、文字素材の制作やアニメーションの画像編集など、細かい仕事も行いました。アーティストさんたちはCGソフトを使った素材作りに手いっぱいなので、私たちゲームデザイナーがフォトショップやイラストレーターを使って出来る範囲の作業をすることになります。単純な作業ですが、実はこのブログを書いている今も、その作業に悩まされています・・(笑)

しかし!何事もずっと繰り返しこなしていると、作業速度やクオリティが上がってきて、たくさんの仕事をこなせるようになります!企画を考えたりそれを練り上げる作業も同じなのかなあと感じます。今は一度出した企画を練り直す作業に四苦八苦していましたが、それを繰り返していくうちにより良いものが作れるようになると信じて頑張りたいです。

 こうして素材やプログラムが揃いゲームとして形になってくると、今度はプレイしながら数値を調整しレベルデザインを行いました。各ミニゲームで調整する数値が違うのですが、私の企画した「Planet」ではゲームの開始からの秒数に対するUFOと隕石の出現間隔を主に調整しました。
調整の為に何度も何度もプレイすることになるので、皆それぞれ自分の企画したゲームがめちゃめちゃ上手くなってしまい、ちょっと油断するとすぐに超高難易度のゲームになってしまいます。その為、レベルデザインの際は頻繁に他のチームメンバーにプレイしてもらい反応を見る必要がありました。自分では余裕だろうと思っていた難易度でも、他の人がやっているのを見ると、ハッと冷静になり難易度をやさしくすることを繰り返しました。 チームメンバーは最初のプレイヤーなので、その反応はお互いとても参考になりました。

次に、アーティストさんの作業について。
 二番目、三番目に制作したミニゲーム「空腹エクスカリバー」と「Planet.」の登場キャラクターのデザインやモデリングを行っていました。クレイアニメ風で愛らしいキャラクターたちがたまりません!

 

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 この愛らしくも強そうなモンスターたち、アーティストさんたちの努力の結晶なのです。時間がない中で、属性によって三種類いるモンスターに、どうバリエーションをつけるか、どんなアニメーションをつけるか試行錯誤したようです。また、このゲームの背景においても世界観にあったクオリティの高い背景画像を作成し、その上でプレイヤーの視線が重要アイテムである「エレメント」たちに向くように被写界深度をつけたそうです。

 他にも「Planet.」に登場する人間キャラクターについては大きな酸素ボンベを背負っているので顔と首、さらに腰が酸素ボンベによってつながっている状態なので、アニメーションがかなり制限されたようです。

 

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 また、劇場の観客たちは、ある程度種類が制限されているので、列の配置が列ごとに被ってしまわないようにバリエーションを考えるのに苦労したようです。
こういうデザインや配置・色遣いにもそれぞれ意味があり、しっかりとした根拠のあるものなのだと実感しました。


 最後は、プログラマーさんの作業です。
 今回はそれぞれのミニゲームのプログラム作成、劇場の作成、そしてデバッグを行っていました。様々なバグが相次いで起こり、修正が大変そうです。
 しかしその努力の甲斐あって、劇場、ミニゲーム3つともに順調に制作が進んでいるようです!前回の乗峰さんのブログにも書いてありましたが、チームの中でプログラマーは谷君一人しかいません。そのなかで3つのミニゲームと劇場のシーンまで作ってしまうなんて谷君の情熱はすごいです!その情熱がチームの全員にいい影響を与えていると思います。

 このように制作も大詰めです!もうすぐ完成!わくわくしますね。しかしこの時点ではまだタイトル未定・・・「劇場(仮)」のままです。次のブログではこのゲームにぴったりのタイトルが決まり、すべて完成していますように・・・!そんな願いをのせて、最後は起承転結の「結」落合さんにバトンタッチです!



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