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FUKUOKAゲームインターンシップBLOG

世界、そして、未来を見据える人たちが、福岡にいます。

GFF加盟企業をはじめとする福岡のゲーム企業の現場に入ってその仕事を体験する、ゲームインターンシップ制度。
ゲーム制作の厳しさ、楽しさを学んで、ゲームクリエイターになるきっかけをつかむ体験をブログ形式で報告します。

【2012春】サイバーコネクトツー/プログラマーコース 山田真一さん(最終)

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こんにちは。プラグラマー志望の山田真一です。
いよいよFUKUOKAゲームインターンシップも終わりが見えてきました。
今回はこのインターンシップで学んだことと、つくったゲームの紹介をしたいと思います。


今回のインターンシップを通じて、ゲーム制作をするうえで特に私が重要だと思ったことは「メンバーとの話し合ったことの再確認」です。

皆で話し合い、お互いに意思疎通できたつもりでも、確認してみると全然違うことを考えていたということがよくありました。

特に最初の方は、つくるゲームの方針など、皆当たり前に理解し合えているものという考えがあったので、確認せずに次の作業に入り、しばらく経ってから勘違いに気付いたり、そもそも全員違う意見だったということが多かったです。

私は、アーティストが用意した絵、3Dモデルをアーティストが望む形で表示できるよう、アーティストと相談しながら作業するなど、アーティストと一緒に作業することが多かったのですが、連係しながら作業を進めていく中で、アーティストが絵を描くときや3Dモデルを作るときの手順や手段を知ることが大切だと思いました。

作業していて大変だったところは、お互いの技術に関して知識がない部分があるということに加え、さらに、プログラマーとアーティストでは同じ言葉でも意味が違うところがあったということです。

例えば。
下記の画像をご覧ください。

サイバーコネクトツー山田氏2.jpg
サイバーコネクトツー山田氏2[1].jpg
これは「テクスチャ」といって、3Dモデルに貼り付ける画像です。

この画像を使って最終的にやりたかったことは、右の図の赤く囲まれた部分の内側のみを表示して、それ以外は透明にしようというものです。

私は「透明にしたい部分はそのまま透明にすればいいだろう」と思い、画像の透明部分は透明になるようにプログラムしていました。

サイバーコネクトツー山田氏2[2].jpg
上の図では白い部分が透明になります。

しかしアーティスト側から上がってきた画像はこういうものでした。

サイバーコネクトツー山田氏2[3].jpg
サイバーコネクトツー山田氏2[4].jpg
通常の画像と、透明にする部分を決めるための画像がそれぞれ1枚ずつあり、上の右の図の黒い部分を元に左の図を透明にしてほしいという要望でした。

今回この画像を渡されて初めて「自分のやり方とアーティストのやり方は違っていたんだな」と知りました。


知識がないだけなら「自分の勉強不足だな」で済むのですが、お互いの常識が違っていることもあり、なかなか整合性が取れず、思ったとおりの表示ができないなどの不具合を引き起こしてしまいました。

なかなか大変でしたがアーティストとじっくりと話し合い、大体望んだとおりの表示をすることができるようになりました。


以下は、左が私の方式でプログラムして表示した結果、不具合を起こしている画像、右がアーティストと話し合い、アーティストの要望に応じて修正した正常な画像です。

サイバーコネクトツー山田氏2[5].jpg
サイバーコネクトツー山田氏2[6].jpg
草や空の表示がおかしいのがわかるかと思います。


そうしていろいろありましたが、ついにゲームが形になりました。

サイバーコネクトツー山田氏2[7].jpg
社員の方たちに触ってもらったのですが、なかなか熱中してプレイくれる人がいたので「つくってよかった」「このゲームをつくったことは間違いじゃなかったんだ」と思いました。

一方で「操作がわかりにくい」「要素が少なくてつまらない」などの意見もいただいたので、これからの調整や、インターンシップが終わった後の参考にしたいと思います。


今まで、知識としては持っていたけれどやったことがなかったことや、アーティストの方に言われて初めて実装した技術など、いろいろ技術的な面で大幅に向上しました。

この1ヶ月で普通に勉強する半年分くらい技術力が上がりましたし、前回のブログにも書いたように、参加しなければ決して学べないようなこともありました。

技術的にも精神的にも成長できたインターンシップでした。
本当に参加してよかったと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

少しでも興味を持った人は、是非次回のFUKUOKAゲームインターンシップに参加することをお勧めします!
きっと私と同様、大きく成長できると思います。


次回は、システムソフト・アルファーのインターン生レポートをアップします。
お楽しみに♪


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【2012春】サイバーコネクトツー/プログラマーコース 山田真一さん①

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