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クリエイターズバトン:アルファ・システム/須田直樹氏

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株式会社アルファ・システム

プランナー、ディレクター
須田 直樹氏

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1.今の仕事を始めることになったきっかけ

元々ゲームと絵を描くのが好きで、なんとかゲームグラフィックに
関わる仕事がしたいと思い、会社にはデザイナーとして入社しました。

しかし仕事を続けて色々な事を知るにつれ、部分的な絵に携わる事より、
自分でゲームの根幹から全般に関わる仕事がしたい、と思うようになり、
プランナーの仕事を始めました。

まあ元々社内でゲームに関して色々アイディアを考えて提案したり、
アレコレ細かい事をうるさく言う事が多かったので、それが
そのまま本業になったような感じです。

 


2.どんな仕事をしていますか?

ゲームの企画書を作る事から、仕様書を作るまでやります。
また、ディレクションなども行います。
プロジェクトによっては、インターフェイス周りのデザインも
やったり、渉外などもやったりもします。

『式神の城』シリーズを作っていた頃には、ゲームの仕様書を
作りながら、全ステージの敵配置のデータを作り、
敵の弾のグラフィックなども作りつつ、ゲーセンの筐体に
張られるステッカーの制作などもやってた上に、外部との
スケジュール関係などのやりとりをしていたので、なかなか
大変でした。

 


3.私にとっての思い出のゲーム。

数多い思い出の中の1本で挙げるなら、
『DiabloII:Lord of Destruction』(Blizzard Entertainment)です。
オンラインゲームで1番ハマったゲームです。

遊び方はシンプルなのに、とてつもなく奥深いゲーム性を持ち、
オンラインで他のプレイヤーと一緒に戦っていける楽しみもある、
私の中ではある種『完成されたゲーム』の1つです。
その完成度の高さは、その後影響を受けたであろう同じような
ゲーム性のタイトルが多く出ている事からでも、証明されています。

発売された当初は会社の同僚と毎晩プレイし、ちょっとした暇が
あればレアアイテム稼ぎやキャラクター育成に没頭していました。
海外のプレイヤーともパーティーを組み、辞書を片手につたない
英語でコミュニケーションを取っていたのも、良い思い出です。

もう7年も前のソフトですが、今もたまに遊びたくなるソフトです。

 


4.最近読んで面白かった本やおすすめの映画はこれ!

最近読んだ本は、『ルポ貧困大国アメリカ』(堤 未果)です。
サブプライムで世界的規模のお騒がせな国になったアメリカ。
市場原理主義が絶対であると信じて疑わない国の、
サブプライム問題だけではない、様々に歪んだ社会の実体を
見せ付けてくれます。

最近観た映画でのオススメは『ブラインドネス』です。
ごく当たり前にある事の幸せ、ありがたさを痛感する事が
できます。
また、特殊状況下におかれた人間達の理性や道徳心の崩壊も
観る事ができ、この先どうなるんだろう、という緊張感に
満ちていて、非常にハラハラさせられます。
決して派手な映画ではないですが、実に見応えのある1本です。

 


5.ゲーム業界を目指す方へアドバイス

将来ゲーム作りを目指すならば、普段ゲームをする時から観察を
するクセを付けておく事をオススメします。

ただゲームを楽しむだけでなく、ゲームシステムはどのように
機能するように作ってあるのか、どのようなグラフィック
表現が施されているかなど、細部に渡って観察しておく事が
後々仕事で大きく活きてきます。

また、色んな事に挑戦的である事を心がけて欲しいと思います。
好奇心と向上心、そして行動力は無さ過ぎて困る事はあっても、
あり過ぎて困る事は無いのです。

言われない限り何もしない、言われた事だけしかしない人より、
どんどん自ら努力したり、行動していけるような人こそ、
この業界で伸びていく人材だと考えています。

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